インフルエンザが流行期に入りました

 例年より流行が遅れていた今シーズンのインフルエンザも,いよいよ流行期に入りました。学内でもインフルエンザに罹患した学生が増加してきています。
 インフルエンザは症状としては多くの場合,頭痛,筋肉痛,関節痛などの全身症状を伴う急な発熱で発症します。また,治療が遅れると肺炎などを合併して重症化することもあり,感染力も強く,抗インフルエンザウイルス薬による早めの治療が必要です。上記の症状を認めた場合は早めに医療機関を受診してください。予防接種をしていても罹患する可能性がありますので注意してください。
 インフルエンザを予防するには「かからない」「うつさない」という意識が重要です。咳やくしゃみの飛沫(シブキ)にはウイルスが大量に含まれ,それを周囲の人が吸い込むことにより感染が拡大します。感染を拡大させないために下記の咳エチケット(感染拡大を防ぐためのマナー)を守りましょう。

  1. 咳やくしゃみのあるときは,必ずマスクを着用してください。マスクは薬局やコンビニで市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクが適しています。
  2. マスクを着用していないときはティッシュやハンカチなどで口と鼻を覆い,周りの人から顔をそむけてください。
  3. ティッシュはすぐにゴミ箱に捨て,他の人が触らないようにしてください。手は石鹸で丁寧に洗い流してください。
  4. ティッシュやハンカチがない場合は,腕や袖口で鼻と口を覆います。手で覆うのは避けてください(例えば病原体が付着した手でドアノブを触ると,ドアノブを介して他の人へ感染する可能性があります)。

 もしインフルエンザに罹患した場合は,周囲への感染を防ぐために「学校保健安全法」に基づいて自宅待機してください。出席停止期間についてはこちら