頭痛で悩んでいる学生さんへ

 保健管理センターでは、平成29年春の学生定期健康診断で旦野原キャンパスの学生さんを対象に頭痛に関するアンケート調査を行いました。その結果、72.4%の学生さんが過去に1度は頭痛を経験していました。中でも片頭痛の有病率が、全学生の8.7%と従来の報告よりやや高いことが判明しました。さらに、片頭痛の学生さんが現在対処している方法で、頭痛のコントロールが「十分にできている」割合は18.8%に過ぎず、日常生活に支障が出ている人が少なくないことがわかりました。

 片頭痛は、市販薬のみでのコントロールが難しいケースが多く、医療機関で処方されるトリプタン製剤に高い有効率があることが知られています。トリプタン製剤はこれまでは薬価が高かったのが難点でしたが、最近、ジェネリック医薬品の発売で、薬の値段も以前より安価になっています。

 保健管理センターでは、頭痛に対し、鎮痛薬の処方を行っています。また、一般的な鎮痛薬で治りにくい場合は、医療機関への紹介状を作成できますので、お気軽にご相談ください。